22世紀 ~Which one ? 映画から学ぶ管理職心得~

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お早うございます!

今日は、”アートから学ぶ” をテーマにお話させて頂きます。  

私、 ”映画は20世紀最大の芸術” と位置付けておりまして。

何百億円をかけていい加減な作品を創る奇特な方は殆どいないでしょう。

謳い文句で覚えているのは、 アーノルド・シュワルツネッガー主演の

”トゥルーライズ(真の嘘??)”。

ポスターに製作費がメインキャッチコピーとして書かれ、

2時間=120分の映画で ”製作費120億=1分1億” でした。

こうしたアクションムービーはさておき、

ドラマ仕立ての映画で億単位のお金をかける場合、

やはりそれなりのリサーチや ”想い入れ” があると思っています。

御紹介したいのは、

”セントオブウーマン / 夢の香り (Scent of a Woman)” Scent of a woman  

主演はあの ”ゴッドファーザー” で、脇役出だしから最後主役になってしまう

”アル・パシーノ”。

私からお伝えしたいシーンに絡むメイン登場人物だけを御紹介させて頂きます。

フランク・スレード(アル・パシーノ)

チャーリー・シムズ(クリス・オドネル)

(トラスク)校長

悪ガキグループ(4名)  

 

※大雑把過ぎるストーリー説明 (セリフの一言一句迄は合っていません、御容赦下さい。)

アメリカはボストンの名門高校。

裕福な学生の中、 苦学生のチャーリーはアルバイト代を稼ぐ為、

盲目の退役軍人フランクの付き添いを引き受けます。

或る日、チャーリーは悪ガキグループが校長の自家用車に悪戯するのを目撃します。

校長は激怒。

チャーリーはその目撃者として校長から別室に呼ばれ、取り引きを持ちかけられます。

「シムズ君、感謝祭後の公開懲罰委員会で、

犯人の名前を言えばハーバード大学への推薦状を書こう。

但し、もし言わなければ退学だ。」

感謝祭の間に孤独感から自殺を決行しようとしたフランクを救ったチャーリー。

感謝祭後、今度はチャーリーが窮地に立たされます。

公開懲罰委員会での事・・・

ホールに集まった全校生徒を前に、 舞台には議長の校長、懲罰委員メンバー、

悪ガキメンバーの一人、そしてチャーリー。

校長「我が校はこれまで著名な人物を輩出してきた名門校です。

本校の名誉を守る為、公開懲罰委員会を開催します。

シムズ君、君は犯人を見ましたか?」

チャーリー「はい、見ました。」

校長「この中にいますか?」

チャーリー「はい。」

校長「誰ですか?」

チャーリー「言えません。」

校長「もう一度聞きます、誰ですか?」

チャーリー「言えません。」

校長「では、シムズ君は本校の名誉を汚す者として・・・」

フランクの登場に会場ざわつく。

校長「あなたは誰ですか?」

フランク「私はチャーリーの保護者だ、立ち会わせて貰う。」  

校長「・・・シムズ君は事実を隠蔽し、虚偽の証言をした。従って・・・」

フランク「だが友達を売り飛ばしたりしなかったぞ。」

校長「何ですと?」

フランク「聞こえたろ?何だこのクソ裁判は!」

校長「ここは兵舎じゃないですぞ、言葉に気を付けなさい。

シムズ君、最後のチャンスだ・・・」

フランク「そんなもの必要無い!ここのモットーは何だ?

”自分を守る為なら仲間を売れ、さもなきゃ火あぶりだ!” か?

ここからどんな著名人が出たかは知らん。

いずれにせよその頃の精神はもう失われてしまっている。

さて、皆さん!苦難に立たされると或る者は逃げ出し、或る者は立ち向かう。

私の横にいる若者だけがその苦難に立ち向かおうとしている。

それなのに皆チャーリーを叩き潰そうというのか?」

校長「それだけですか?スレード大佐。」

フランク「これからが本番だ。誰とは言わんがチャーリーを買収しようとした奴がいる。」

校長「あなたは普通じゃない!」

フランク「普通じゃないのは貴様だ!」

フランク立ち上がる 。

フランク「君はとんでもない奴だ!トラスク校長!!

一発ブチかましてやりたいが私は年をとり過ぎた。

こんなサル芝居の中で私の横にいる若者だけが高貴な精神を保ち続けている。

普通じゃないなどと誰に向かって言っているんだっ!

私はいろいろな所を回っていろいろなものを見てきた・・・

ここにいる生徒と同じ年の子供達が、腕を引きちぎられ脚をもがれた。

だが何よりも無残な者は魂を潰された奴だ!

腐った魂に義足は付かん!!

お前達はこの若者の魂を潰そうとしている。

何故だ? 我が校の名誉に相応しくないから、という理由でだ。

ここの名誉に相応しくないのはお前達だ!

”リーダーを育てる揺りかご” だと?

一体どんなリーダーを世に送り出しているのかと思うと恐ろしい話だ。

ここにいる4人、貴様らもだ!クソガキども!!

私にはチャーリーの沈黙についての良し悪しは解らん。

だがこれだけは言える。

彼は自分の将来を買うために人を売ったりしなかった!

それこそが勇気と言われる人の持つ ”高潔さ” だ!!

これこそがリーダーの持つべき資質だ!!!

私は何度も人生の岐路に立たされた。だがいつも正しい道を選ばなかった。

それは必ず苦難の道だったからだ。 今チャーリーは岐路に立たされている。

そして正しい道を選んだ。 それは真の人間形成へと導く道だ。

彼にその旅を続けさせてやろうじゃないか?

委員の皆さん、彼の未来はあなた方の手中にある。

それは価値ある未来だ、信じてくれ。 どうか壊さないでくれ、守ってやってくれ。

いつかそれを誇れる日が来る、私が約束する・・・」

会場内どこからともなく拍手が起こります。

委員会メンバーも密室での検討会議を要せず結論に至り・・・

委員長「チャーリー・シムズ君については、この件に関し

如何なる追求からも免れるものとします。」

フランク「おらキタァーー!!」

会場内総立ちの拍手喝采!

そしてフランクとチャーリーは、鳴り止まぬ拍手の中会場を後にするのでした・・・  

 

「Which one ?(どっち?又はどれ?)」

人は常に自問自答を迫られながら生きていく事を強いられます。

或る時は一企業人や社会人として、或る時は一私人として。

いろいろな名言が飛び交っていますが、私は自身の生き様に於いて

”想いから信念に変わった事=これで間違いないと確信出来た事”

が自分の中で一番ピンときますし、他人様に説いても納得して頂けると思っています。

今回御紹介させて頂いた映画から私が最も汲み取って頂きたい管理職の心得は、

”誰が正しくて誰が間違いか?ではなく、何が正しくて何が間違いか?でものを言う(判断する)”

という事です。これを踏み外せば、この映画のように優秀な人材を潰してしまったり、

コンプライアンス(法令遵守)を逸脱した組織構築に加担する事になります。

管理職は誰からも好かれていては務まりません。好かれようとしていてはいけないのです。

毅然としたブレない軸を持ち、

”この人の前では下手な事は言えない、出来ない。”

と感じさせるオーラを発する事が出来るようになるのが管理職スキルなのです。

このオーラの完成にはその他に必要な要素がありますが、

今回の題材とは別の事柄ですのでまた次の機会にお伝えさせて頂きますね。

こうしたあなたを好きになる従業員がいるか否かは分りません。が、

こうしたあなたのスキルへの理解者が必ず現れます。

この理解者が部下であるならば、あなたの組織は強い組織になるでしょう。

またその部下も間違いの無い人材(そして人財)として成長していくことでしょう。

間違っていない根本精神や真摯さを持つ人を見抜き、

それを引き出し伸ばしてあげる為には、

今現在表に出ている個性や欠点をあげつらうことを控え、

「君は素晴らしいものを持っている、更にここをこうするともっと良くなるぞ。」

=Excellent ! But ・・・

という指導法で導いていく事を心掛けるべきなのです。

管理職の皆さん、!

信用出来る部下達の選ぶ真の人間形成の旅路をあたたかく見守ってあげようじゃありませんか・・・

私、よく言われます。「村上さん、(”夢の香り”というより)怪しい香りがしますね。」「・・・」

私、よく言われます。「村上さん、(”夢の香り”というより)怪しい香りがしますね。」「・・・」

  2015.05.05. (Tue.)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

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